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電磁波コラム バックナンバー
 
特集 電磁波過敏症 第1回(2005年9月)
現代の病!? 電磁波過敏症に気をつけて!
電磁波なび


あなたも電磁波過敏症?


パソコンの前にしばらくいると体がだるくなってくる、携帯電話を長時間使用していたら頭痛がしてくる。みなさんはこれらの症状にご記憶はありませんか?

もし「あ、そうかも」と思い当たるところがあれば、電磁波過敏症のおそれがあります。

では、電磁波過敏症とはどのような病気なのでしょうか。また、どのような対処が必要になるのでしょうか。

今月の電磁波コラムでは、電磁波過敏症といわれる厄介な病気についての理解を深め、その対策をしっかりと考えていきたいと思います。

電磁波過敏症って何でしょうか

電磁波過敏症とはある程度の電磁波を浴びると、身体が鋭敏に反応する病気のことをいいます。米国の医学者であるウイリアム・レイ博士によって「Electrical Hypersensitivity(電磁波過敏症)」と命名されました。

その症状として以下が挙げられています。

1. 目の症状 :見にくい、目が痛い、目がうずくなど
2.皮膚の症状 :乾燥する、赤くなる、できものなど
3.鼻の症状 :鼻づまり、鼻水など
4.顔の痛み :顔がほてる、むくむ、水泡、ヒリヒリする
5.口の症状 :口内炎、メタリックな味がする
6.歯や顎 :歯や顎の痛み
7.粘膜の症状 :乾燥、異常な渇き
8.頭痛 :単なる頭痛のみならず記憶喪失やうつ症状まで
9.疲労 :異常な疲れ、集中力の欠如
10.めまい :気を失いそうな感覚、吐き気
11.関節痛 :肩こり、腕や関節の痛み
12.呼吸 :呼吸困難、動悸
13.しびれ :腕や足のしびれ、まひ

症状の多くは、まず目にあらわれてきます。電磁波を一定量あびると、まわりの景色が見えにくくなったり、目が痛くなったりします。その後、皮膚、頭痛の症状があらわれ、ひどいときには呼吸困難や手足の麻痺などに悩まされることになります。

電磁波過敏症の治療に積極的である北里研究所によれば、自覚症状を訴える人は、眼球がなめらかに動かない、瞳孔の調整がうまくできないなど、中枢神経や自律神経の障害が起きている割合が高いそうです。

また、患者を検査してみたところ、脳の血流量が大きく減るとの報告があります。この場合、患者の脳機能に一部障害が発生している、ということになります。

電磁波過敏症の原因は何でしょうか。研究者の間では、電磁波自体が要因であるという説と、生理・精神的なもしくはその他の因子が原因であるという説があります。これは現在のところ、結論は出ていません。

電磁波過敏症への取り組み

電磁波過敏症の研究の結論がでていないとすると、私たちはどうすればいいのでしょうか。東京電力のホームページを閲覧してみると、以下のことが書かれています。

「電磁波過敏症は、国際的にも「疾病」として認知されていません。WHOは電磁波過敏症に関し、ホームページで電磁波過敏症という概念を示唆する科学的根拠はほとんどない、としています」
※(追記注)2016年現在の東京電力ホームページにはWHOには触れず、「国際的に実施されたほとんどの研究では、頭痛、めまい、疲労などが電磁波に起因するとの結果は認められていません。 」とされています。 (http://www.tepco.co.jp/ps-engineering/denjikai/denjiha08-j.html

これは、とても誤解をまねく表現です。電磁波過敏症が科学的ではない「まやかし」にすぎないものだと読めてしまいます。

しかし、世界保健機構(WHO)は本当にそのように考えているのでしょうか? 2004年10月、WHOは電磁波過敏症に関するワークショップを開催しました。以下、WHOのホームページから引用すると・・・

「EHS is characterized by a variety of non-specific symptoms that differ from individual to individual. The symptoms are certainly real and can vary widely in their severity. For some individuals the symptoms can change their lifestyle.

(訳)電磁波過敏症(EHS)は多数の非特定的な症状によって特徴づけられ、症状には個人差がありますが、その症状は確かに実在します。そして症状の重さには振幅がありえます。ある人にとって、その症状は当人の生活を一変させるものになりえます」
http://www.who.int/peh-emf/meetings/hypersens_summary_oct04.pdf

WHOは、電磁波過敏症の症状を積極的に認めています。そのうえで、「電磁波過敏症」という名前を、より統合的な「特発性環境不耐症 Idiopathic Environmental Intolerance(IEI)」という名前へ変更するよう、提唱しています。

ですので、WHOは電磁波過敏症を相手にしていないのではありません。むしろ研究対象として、積極的に考えていくべき課題としています。

なお、WHOの長官を務めたノルウェーの元首相も、電磁波過敏症であると報じられました。携帯電話の電磁波に敏感になり、周囲4メートル以内の人々が、携帯電話をオフにしなければならないほどの状態になったそうです。

そろそろ私たちも、電磁波過敏症(※特発性環境不耐症という言葉はいまのところ耳慣れない言葉ですので、当面「電磁波過敏症」という言葉を使用します)について、きちんと対応を考えていかなければならないのではないでしょうか。

まずは、上記の電磁波過敏症に関する13の症状に該当するものがあるかどうか、チェックしてみましょう。

電磁波過敏症にかかってしまったようだけど・・・

どうやら電磁波過敏症のよう、あるいは電磁波過敏症にかかったかもしれない。もし、そのように懸念されることがあれば、医師へご相談することをおすすめします。

医師への相談に関しては、以下のサイトをご参考ください。

◎北里研究所病院
https://www.kitasato-u.ac.jp/hokken-hp/
同病院付属の臨床環境医学センターは、日本で電磁波過敏症・シックハウス症候群・化学物質過敏症の研究・臨床にいち早く取り組んでいます。

◎電磁波過敏症ネットワーク
http://www.gsn.jp/kabinsho.htm
市民運動の有志の方が相談にのって下さいます。協力医師もいらっしゃるので、専門的なアドバイスをもらうことができます。

◎全国10万件以上のお医者さんガイド
http://www.10man-doc.co.jp/
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