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電磁波特集
   
  特集6 電磁界からの健康への影響に関するガイドラインなどの基準や指針
  電磁波なび
 

電磁界からの健康リスクが国内外でどのように認識されているのか、国際的なガイドラインなどの基準や指針、国内の規制についてQ&A形式でまとめました。

  国際的なガイドラインなどの基準や指針とはどのようなものですか?
 


 電磁界に関するガイドラインなどの基準や指針を発表しているのは、「WHO(世界保健機関)電磁波プロジェクト」(健康リスクの評価ならびに対策の指針となる“環境健康クライテリア”を出す)、「IRAC(国際がん研究所)」(物質や因子ごとに発がんに関する評価を実施、モノグラフを発行)、「ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)」(電磁波の人体防護ガイドライン・規制値を作成し、勧告する)の3つが代表的な機関です。最も広く利用されているのは、ICNIRPのもので、欧州連合(EU)理事会がEU 加盟各国に採用を勧告しているのをはじめ、南米やアジア・オセアニアなど、世界中の約50 カ国で採用が進んでいます。
 ICNIRPは、電磁波の人体への影響に関するさまざまな科学研究の論文を査読し、最新の科学的知見を反映させ確立された影響を曝露制限値の根拠としています。2010年版のガイドラインによると、具体的な制限値は以下の表のとおりです。

電界及び磁界の曝露制限値 (参考レベル)
項目 電界(60Hz) 磁界(50Hz、60Hz)
職業者曝露 8.33kV/m 1,000μT(10,000mG)以下
公衆曝露 4.16kV/m 200μT(2,000mG)以下

 また医用電子機器および装置(心臓ペースメーカー含む)への影響を防止する規則を設け実施することを勧告しています。
 送電線などからの暴露と小児白血病と関連性については、IRACは「発がん性があるかもしれない」と分類。ICNIRPは、「電磁界と小児白血病の因果関係は確立していない」という見解を示しています。

-参考-
ICNIRP 時間変化する電界および磁界への曝露制限に関するガイドライン(日本語訳)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000280396.pdf

haruチェック!
曝露(ばくろ)とは化学物質や物理的刺激などに生体がさらされることです。ICNIRの暴露制限値の表中の、「公衆曝露」が一般の人を対象とした基準です。一般の私たちは、「公衆曝露」の基準を参考に対策を考える必要があります。

  電磁界について日本の規制はあるのですか?
 


 日本では経済産業省が電磁界に関する規制値を示しています。電界に関して3kV/m以下(人の往来の多い場所における 送電線下地表上1mの電界強度の制限)、磁界に関して2011年より200μT以下(人の往来の多い場所における電気機械器具等の磁界の制限)とされています。

1.送電線などの電力設備
 また医用電子機器および装置(心臓ペースメーカー含む)への影響を防止する規則を設け実施することを勧告しています。
 送電線などからの暴露と小児白血病と関連性については、IRACは「発がん性があるかもしれない」と分類。ICNIRPは、「電磁界と小児白血病の因果関係は確立していない」という見解を示しています。

2.携帯電話基地局などの無線設備
 電界強度で27.5〜61.4V/m のばく露限度を越える場所への公衆の立ち入りを防止するための規制が電波法施行規則により制定されています。

3.携帯電話などの無線機器
 頭部における比吸収率(SAR)を2W/kg 以下とする規制が無線設備規則制定されています。

haruチェック!
日本では、磁界に関して2010年のICNIRPのガイドラインを採用、電界に関してICNIRPのガイドラインより低い値を採用しています。

  生活の中の電磁界は規制値やガイドラインと比べてどれくらいですか?
 

1.鉄道の車内外及びホーム
鉄道の社内外およびホームでの静磁界の強さは1mT以下です。ICNIRPのガイドラインは公衆暴露で400mT。

2.家電製品及び送電線などの電力設備
 例えば電気毛布からは2.19μT(発生源から測定点までの距離が0cm)、電気カーペットからは10.4μT(同0cm)、ヘアドライヤーからは2.85μT(同10cm)、電気掃除機からは0.1〜0.546μT(同30cm)程度です。 ICNIRPのガイドラインは公衆暴露で200μT(25Hz〜400Hz)。
 また送電線では磁界の強さは、送電線の下では最大10.07μT(地表1.5m)、配電線の下では最大1.13μT(同1m)、地中送電線の上では最大13.4μT(同0m)、変電所の敷地境界では3.99μT 以下(同1m)です。 ICNIRPのガイドラインは公衆暴露で200μT (25Hz〜400Hz)。

3.携帯電話基地局などの無線設備
 携帯電話基地局からの電磁界の強さ(電界強度)は、市街地で最大2.5V/m、郊外で最大1.6V/m、小学校周辺で最大1.6V/m、地下街で最大5V/m 程度です。規制値は電波防護指針(1500MHz〜)で61.4V/m、電波防護指針(800MHz〜)で 44.8V/m。

haruチェック!
電力会社の設備(送電線(鉄塔)、配電線や柱上変圧器(電柱)、変電所)から発生している電磁界の強さは、各電力会社が無料で測定してくれます。電磁界が発生するものからは、できるだけ離れる、家電製品などの使用時間を短くすることも、自分たちでできる対策のひとつです。

   
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